2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
乃木大将切手とは? 乃木大将というと私が思い出すのは、司馬遼太郎による「坂の上の雲」の旅順攻略ですね。副将の伊地知少将と共に旅順港に向けて無謀な特攻をし続け、清廉潔白な人柄でありながら指揮する第三軍に必要以上の出血を強いた無能な大将として描…
鳥居清長画「大川端夕涼み図」切手とは? 文化人切手シリーズ第11集として発行された鳥居清長画「大川端夕涼み図」切手ですが、文化人切手シリーズの中でその作品のみが出されている珍しい切手ですね。 この鳥居清永(とりいきよなが)は江戸時代の浮世絵師…
菊切手発売時期 菊切手は明治32年~明治41年(1899年~1908年)の9年間に渡り発行された切手です。 日露戦争に辛くも勝利した明治日本ですが、日清戦争の勝利とは違い、賠償金の獲得をすることが出来ず戦後賠償による好景気を期待していた民衆の不満が爆発し…
竹本義太夫切手とは? 文化人切手シリーズ第10集として発行された竹本義太夫切手ですが、現在では国の無形文化財に指定されている「義太夫節」の開祖で、竹本座の創設者です。 元々、浄瑠璃は室町中期、琵琶などの伴奏で座頭が語った牛若丸と浄瑠璃姫の恋物…
明治時代の郵便料金 現代の郵便料金は、定型25g84円、50g92円、定型外50g120円、100g140円ですが、明治期の郵便料金は現代価値でどの程度の価格になるかを調査しました。 明治4年3月、日本で初めて切手が発行された時、郵便料金は ・書状 100文(5匁まで…
菊切手発売時期 菊切手は明治32年~明治41年(1899年~1908年)の9年間に渡り発行された切手です。 日清戦争の勝利に沸き立つ日本はロシア・フランス・ドイツの三国干渉により、遼東半島を手放さざるを得ない状況となりました。 日清戦争の敗北を受けて、清…
本居宣長切手とは? 文化人切手シリーズ第10集として発行された本居宣長切手ですが、中学か高校かまでは覚えていないのですが、歴史の授業で勉強した覚えがありますね。 18世紀最大の日本古典研究家ですが、本業は医者です。 医業の傍ら日本古典の研究に勤し…
菊切手発売時期 菊切手は明治32年~明治41年(1899年~1908年)の9年間に渡り発行された切手です。 前回の記事では、大日本帝国憲法について触れましたが、この菊切手が発行された時期は1894年に日清戦争、1904年に日露戦争と明治日本初の対外戦争が行われた…
中村汀女切手とは? 文化人切手シリーズ第二弾の第9集として、発行された中村汀女切手ですが、俳句を客観写生による自然描写の文学と位置づけ、文化勲章を受賞した高浜虚子の弟子で、女流俳人として知られているようですね。 この中村汀女はどんな人だったの…
菊切手発売時期 菊切手は明治32年~明治41年(1899年~1908年)の9年間に渡り発行された切手です。 ちょうどこの時期は明治維新以来、富国強兵に務めた明治日本の成果が顕現し始めた時期でもありますが、足尾鉱毒事件に代表される公害事件など、良くも悪くも…
中谷宇吉郎切手とは? 文化人切手シリーズ第二弾の第9集として、発行された中谷宇吉郎は、「世界で初めて人工雪を作った」人物で、雪の性質を突き止めた雪博士として知られているようですね。 元々、中谷宇吉郎は石川県加賀市で生まれ育ち、雪は常に身近な存…
長岡半太郎切手とは? 文化人切手シリーズ第二弾の第9集として、発行された長岡半太郎は、一般的にはあまり名前が知られていないようですが、明治・大正・昭和の時代を生き抜き、ノーベル賞受賞者の湯川秀樹の師匠でもあり、もっと名前が知られていてもおか…
植村松園切手とは? 文化人切手シリーズ第二弾の第8集として、発行された植村松園(うえむらしょうえん)ですが、芸術関係に疎いもので初めて聞いたのですが、明治後期から昭和初期に活躍した美人画の名手で、女性の内面の美を描き続けた女性画家だったんで…
葛飾北斎切手とは? 文化人切手シリーズ第二弾の第8週として、発行された葛飾北斎ですが、「富嶽三十六景」が有名ですね。 最近ではスマホのCMで「富嶽三十六景」の絵が躍動感を持って使用されているぐらいで葛飾北斎を知らない人はいないのではないかと思い…
川端康成切手とは? 第二次文化人切手シリーズ第8集として発行されました。 川端康成と言えば誰もが知る文豪で、日本で初めてノーベル文学賞を受賞した人物ですね。「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」のフレーズで有名な「雪国」ですが、このフレーズ…
藤原義江切手とは? 第二次文化人切手シリーズ第7集として発行されました。 藤原義江とは、大正から昭和にかけて活躍したオペラのテノール歌手です。山口県下関市で、スコットランド生まれのイギリス人の父と日本人の母の間に生まれたハーフです。 幼年期~…